内容説明
20世紀最後の10年、巷を賑わせなかった映画書を勝手に深く静かに検証する『勝手に映画書・考』第2弾。
目次
映画の退廃を拾う―江戸木純『地獄のシネバトル』
隠された意味を知る―瀬戸川猛資『夢想の研究』
映画祭を楽しむ―蓮実重彦『映画巡礼』
異形の性を概観する―ボーゼ・ハドリー『ラヴェンダースクリーン』
中国語圏映画の全貌―四方田犬彦『電影風雲』
東は東、西は西―村上由見子『イースト・ミーツ・ウエスト』
映画字幕の是非を論じる―戸田奈津子『字幕の中に人生』
裸の王様の映画論―椎名誠『ガリコン式映写装置』
映画と演劇、似て非なるもの―マイケル・ケイン『映画の演技』
映画批評の基準―安原顕編『私の好きな映画・ベスト5』〔ほか〕
著者等紹介
重政隆文[シゲマサタカフミ]
1952年生まれ。大阪芸術大学文学部文芸学科教授。映画・演劇専攻/映画館主義者。日本映像学会会員。映画研究誌「FB」同人
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