内容説明
妻(27歳写真家)と夫(51歳ラッパーECD)と娘二人(2歳と0歳)のドタバタ生活をつづった人気ブログ「働けECD」が待望の単行本化。家事に追われ、子供に泣かれ、早朝ラップで起こされて。さらに襲いかかける震災、原発の恐怖に怯えながら、楽しくも懸命に生きる石田家の毎日を、母、そして妻の視点から瑞々しく切り取る心あたたまる子育て日記です。
目次
まえがき 直感で結婚しました
春
夏
秋
冬
巡って春
あとがき 今日も誰かのために生きる
バレたら困ることなんかもうない(ECD)
著者等紹介
植本一子[ウエモトイチコ]
1984年広島県生まれ。写真家。2002年、高校生の生活フォトコンテスト受賞。2003年、日本写真芸術専門学校在学中に、キャノン写真新世紀で、審査員の荒木経惟らから賞賛を受け、優秀賞を受賞。現在はマネジメント事務所A/Mに所属。雑誌、CDジャケットなどさまざまな媒体で活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっこ
39
植本一子さん3冊目。『かなわない』→『家族最後の日』を経てこちらを読んだので、文句を言いつつも仲がいいご夫婦の姿が微笑ましい。えんちゃんとくらしちゃん、このあとお父さんを亡くすんだな…と思うととても切ない。しかし家計簿見る限り、なかなかの散財ぶり!ご本人も書いてますが、どうやってやりくりされてるのか謎です。2019/08/05
アコ
18
読みたかった『かなわない』を隣区図書館で発見!しかし、あえて先に出版されたこちらから読んでみた。マイスペース(なんとも懐かしい響き。存在を忘れてたよ笑)に綴った2010年〜約1年の日記。収入詳細は不明だけど金銭感覚ひどいなーと思うも、途中からそこはどうでもよくなって、育児に奮闘する姿に心打たれた。イライラしたり憂いたり、包み隠さない描写だからこそグッとくる。お母さんって本当に大変だし、やっぱりすごいね。ご主人が精神的支柱なのも伝わる。夫妻の今後を少し知ってしまったので、次作以降ドキドキする。2019/04/29
hushi亜子
14
植本一子さんもECDさんも存じ上げないのだが、何かで気になり予約を。 相当待たされました。 待たされただけの、気になる内容でした。 50代の本業ラッパーで、アルバイトで固定給16万のECDさんと、26歳の妻、それも2歳0歳の娘あり。 家賃11万、妻働けず。 さてどう生活してるのか。 家計簿と共に日々の日記がこの本に。 妻の苛立ちや、些細な幸せ、ものすごくわかって一気読み。 私なら罵倒しまくりの旦那を、この妻は愛しいときちんと表現されてるのも素敵。 さて、続編も手元に来たので早速読もう!2017/07/11
ふじ
14
確かに。未満児の育児は決して楽しいばかりではなく、こんなふうに苦しくて、悩むことも泣くことも多かったことを思い出した。子どもを愛していて、一緒にいてとても幸せなのに、毎日があまりに精一杯だったなぁ。2016/09/05
れんこ
13
もう私は子育てはできないなぁ…どうやってたんだろ?と自分のことを思い出しながら読んだ。2021/02/17