内容説明
診断機器の発達により、心血管系の異常が容易かつ正確に診断できるようになった反面、問診、視診、触診、聴診などの基本的な診察技術がおろそかにされ、患者との人間関係がそこなわれることがあった。その反省として、医師が患者との人間関係を大切にし、その協力のもとに診断、治療を進める姿勢が見直されている。本書では、循環器疾患患者のプライマリ・ケアにおいて必要な問診と診療をいかに有効に進めるか、また患者が日常生活で守るべき事項とその効果的な指導要領のポイントを解説している。
目次
1 基本的所見の取り方(問診のコツ;聴診の有用性;視診と触診の有用性)
2 症状のとらえ方(胸痛のとらえ方;動悸のとらえ方;めまい・失神のとらえ方)
3 患者の日常生活指導(効果的な生活指導とは;食事と嗜好品;運動指導;ドラッグ・コンプライアンス向上のポイント;処方の実際)
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