内容説明
平和な生活を営む家庭からの突然の夫の失踪。そして八年後の帰還。しかし帰ってきたのは一体誰なのか?十六世紀南仏に実際に起きた事件をもとに、待ち続ける妻の揺れ動く心理を流麗な筆致で丹念に描き出す、本邦初紹介の米作家による特異な恋愛小説。
感想・レビュー
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punto
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追記。2006/07/20
saba
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8年ぶりかつそっくりとはいえ、他人を夫と間違えるとかある??と思ったけど、写真もない時代、日が暮れれば灯りも暗いし良く見えないし、 何年もすればわからなくなるか。裁判の場面からが俄然面白い。これが実際に起きた事件だとはね…。映画「ジャック・サマースビー」のストーリー展開との違いは、映画はリチャードギアとジョディフォスターが演じたからこそかな。特に妻。ベルトランドはヘイゼルの瞳、ジョディは薄いブルーだけれども、瞳が印象的な役者が演じたのは意図的かなやはり?2024/07/05