著者等紹介
クレンニエミ,マリヤッタ[クレンニエミ,マリヤッタ][Kurenniemi,Marjatta]
1946年、「赤蟻プッケの冒険」でデビュー。やがて30作品を著し、そのうち5作品で自国フィンランドを始め北欧の児童文学賞を受賞。また、200作品にものぼる海外児童文学の翻訳等も手掛けている。1918‐2004
カルマ,マイヤ[カルマ,マイヤ][Karma,Maija]
1938年、ヘルシンキのアテネウム美術院で美術の教師としての教育を受け、その後、フィンランドのおとぎ話の挿絵を描き、芸術家としての道を歩む。1914‐1999
渡部翠[ワタナベミドリ]
日本・フィンランド文学協会副会長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
38
とっても女の子らしい夢のある児童書。オンネリもアンネリもそれぞれちょっと寂しい境遇だけれどとても仲良しで、2人で魔法使い(らしい)不思議なおばあさんに会い2人だけの素晴らしい家を手に入れる。しかし160ページは怖かった^^;インパクトあって開けたらギョッとしちゃいましたよ☆2016/04/27
ひめか*
29
女の子の夢と希望が詰まった物語。子供の頃、自分の家を持つことに憧れた。幼馴染の友達と将来は一緒に住もうね♡と約束し、間取りとか家具まで考えて絵を描いたりして想像を膨らませた。でも子供はお金を持ってないから家を持てない。自分たちサイズの洋服にベッド、美味しいコーヒーも飲める素敵な一軒家!友達と住めるなんてワクワクしてしょうがない。大人になったらとかじゃなくて、子供たちだけで生活できる空間というのにときめく。隣の家のおばさんが怖くて、でも事情を知ってしんみり。いいお話。映画もとてもキュートなので観たい❤︎2020/03/29
ぶんこ
28
少女時代に、多くの少女達が夢みたであろう、理想のおうち。遥か昔の子供の頃の自作夢物語をほうふつとさせました。別居している両親から忘れられている一人っ子のアンネリと、大家族の真ん中の子で、やはり忘れられているオンネリが、小学校入学の日、2人だけが親が付き添わなかった事から仲良くなり、拾ったお金で、バラお婆さんから家を買う。その家は小さな女の子が2人だけで暮らすように建てられていました・・そうです。あくまでも夢物語。ワクワクしました。シリーズで読みたかったのですが、この1作目しか図書館にありませんでした。2014/08/30
mntmt
18
読んでる間、楽しい気分になれた。女の子の憧れがつまっているね。フィンランドの児童書。2016/01/09
ツキノ
12
図書館の先輩が幼い頃に読んだというフィンランドのおはなし。復刊されたものの、残念ながら1作のみでまた絶版、続きはどうなっているのだろう…?登場人物がオンネリ、アンネリという名の少女、その他名前がカミッラ、ドリンダ、ウルポ・ウルプッカ、ロシナ・ルシナ、オスカリ・ルシナとフィンランド語そのままに出てくる。これはかの地ではスタンダードな名前なのだろうか?そのあたりも気になる。2012/07/10