内容説明
北の大地に春を呼ぶため、妖魔の王は氷姫の魔法の庭をめざす。しかし、その道案内である南方王国のうたびとは、故国から追われる身だった。南方王国の呪師を束ねる〈百の塔〉が放った新たな追っ手と対峙した妖魔の王は、それが人に名被せの術をかけてつくられたアストラの影だと看破する。「おまえの命を奪うためだけに、あんな術をもちいるはずはない。おまえはなにをした」うたびとの記憶を覗いた妖魔の王が見たものは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きーみん
7
影が追ってくるというのはゲドといっしょだね。ゲドは逃げて逃げて最後に打ち勝ったけど、アストラもそうなるのかな?次はいよいよ庭だね!2010/09/17
あさのつき
2
じつは1巻を読まずじまい。でもなんとかっと補いつつ。じっくり読んでしまいました。2010/06/20
咲
2
今回は主人公に焦点が。過去が顕わになるにつれ、神の理不尽さを感じる。ナパールのくだりはあまりにも切ない。それでも北の音を目指さずに入られなかったアストロ。本当にこの人の話はいいなぁ。2009/12/03
愛華
1
この巻でようやく「翼」との関連がわかってきたような気がします。2011/05/17