内容説明
旅の選定図書『百山紀行』を著した青年教師が、35年後に再びテントを背負い全国行脚「回想の旅」に出た。予算一日2000円、野宿しながら計177日、6600キロの旅程を交通機関を使わず、すべて徒歩で踏破。山岳、民俗探求40数年の著者が贈る、青春と老春の痛快旅日記。
目次
1章 徒歩日本一周(老春の旅)(北関東;東北縦断;北海道東部;北海道縦断;本州縦断 ほか)
2章 島と岬を行く(青春の旅)(東北の島と岬;北海道の岬;北海道の島;日本海岸の島と岬;瀬戸内の島 ほか)
著者等紹介
飯野頼治[イイノヨリジ]
1939年東京都福生市生まれ。早大卒。山村民俗の会会員。2000年秩父高校を定年退職。大相撲ファン歴50数年。江戸五街道、関東ふれあいの道、東海自然歩道など完歩
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感想・レビュー
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つちのこ
3
定年後に計画している徒歩で日本縦断をするための資料として読んだ。日本一周を徒歩で達成した人は多くいないと思うが、著者の凄いところはそのほとんどを野宿によるものだということである。軽量化を図るため炊事道具を持たず、食料は現地調達と外食だったようだが、都市部はともかくコンビニもない山間部ではその苦労がしのばれる。山好きな著者らしく、辿ったルートを見ると、海岸部よりも山間部や内陸部に取っていることも尊敬に値する。文章はともかく、もっと詳しく旅の記録を、できれば日記形式で読みたかった。(2017.9記)2017/09/10
masaYoshizuka
3
劇的につまらないので数ページ読んで止めた。明日図書館に返却します。2013/05/01
たか。
1
教師を定年退職した著者が野宿しながら二度目の日本一周を徒歩で旅する話。野宿に惹かれて購入。だけど野宿に関する話がメインではありません。この手の本にありがちな苦労話とかもあまり書かれていません。訪れた場所の名所や風景、人とのふれあいがさらっと書かれています。巻末に著者の自己流心得十ヶ条が紹介されていましたが、その中で「下調べは程々に(確認・納得の旅にしない)」は実践したいと思いました。自分も徒歩は無理だけど、いつかこんな旅をしてみたいと思う。2011/05/31
ふーいえ
0
野宿についての細かい話がなくあっさり過ぎて物足りないかなぁ。2018/05/27