内容説明
昔、むかし、はるか神の世の時代。科野の国、伊那谷にそびえる深山に、銀の翼をもって、天を千里も駆けるという神馬がいました。めったに姿を見せないこの馬は、“天津速駒”と言われていました。その頃、ある東の国の鬼龍山という深山に、胴体が一つで頭が八つあり、口から火を吹き、山をふた巻きにしてしまうほどの巨大な蛇が暴れだして、人々を苦しめていました。里人は、ひたすら神さまに祈り続けましたが、八つ頭の大蛇が暴れるのを止めることはできませんでした。―
著者等紹介
小沢さとし[オザワサトシ]
1938年上伊那郡箕輪町生まれ。立教大学卒。日本文芸家協会会員。日本児童文芸家協会会員。美空ひばり資料館館長
橋爪まんぷ[ハシズメマンプ]
1940年松本市生まれ。一般社団法人日本児童出版美術家連盟会員。公益社団法人日本漫画家協会会員。日本漫画家会議会員。信濃漫画倶楽部会員。信州まんが協団会員。日本漫画の会展など、東京にてグループ漫画展毎年数回参加。信州高遠美術館にて個展「100点漫展」開催。「長野日報」に4コマ漫画連載中。日本漫画家協会賞第37回特別賞受賞。読売国際漫画大賞入選。信州まんが大賞。信濃毎日マンガコンクール受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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