感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羽雪*hane**
29
感謝祭に使うたいせつなきのみで遊んでいたニブルのもとへやってきたM.O。絵本とは思えない悪どさにちょっとびっくり。ニブルの言葉をしっかり聞いてくれてニブルの思いを汲んで、すぐに父リスへ報告せずにいる母リスが輝いてみえる。父リスも、どっしり構えていて頼もしい。そんな親リスのもとで、自分で考えて真正面から向き合うことを決めて行動したニブルは、まさに「1ばんゆうかんなりす」だね。運ばせることで最後まで責任をとらせるところは笑える。怖かっただろうし腹もたっただろうけど、冷静な判断と行動に繋げられて成長したね。2020/08/13
鴨ミール
24
石井ゆかりさんの「子どもの自分に会う魔法」で紹介されていた絵本。感謝祭という行事が日本には馴染みがないので、そこは残念。でも、お父さんの毅然とした態度には好感が持てる。3~4年生に読んでみてもいいかな。ただし、15分で読み終わるかわからないな。2017/09/07
sui
12
「どろんこハリー」で有名な2人の絵本。子りすのニブルはママから感謝祭のご馳走である大切な木の実を預かりました。それを並べて遊んでいると、M・Oという大人のりすがやって来て・・・。なかなか考えさせられる絵本でした。他人から酷いことをされた時、自分はどうするのか?カーッと血が上って眠れない程許せない時。ニブルはどうしたのか?ニブルは真正面からM・Oに立ち向かいます。そして投げ掛けた言葉。グサッとくるよね。ラスト、M・Oを信じたニブルに拍手を贈りたい。2016/06/12
花林糖
12
(図書館本) マーガレット・ブロイ・グレアムの絵がとても可愛らしく、リスのふさふさ尻尾を触りたくなります。M・Oが本当の悪人でなくてよかった。2015/05/12
ぼんくら
10
感謝祭のごちそうのための木の実で遊んでいたニブル。でも初めて会ったおじさんM・Oに木の実をだまし取られてしまいます。しかたなく出かけたレストランのコックは、なんとM・Oでした。そこでニブルは勇気を出して木の実を取り返します。ひとりで正面から立ち向かうニブルと、潔く謝るM・O。気持ちよく読み終えることが出来ました。やっぱりジオンとグレアムのお話はいい。秋からクリスマスにかけてのお話。2013/10/17