津田左右吉と平泉―見果てぬ夢

津田左右吉と平泉―見果てぬ夢

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784938965419

内容説明

戦中戦後の日本で、時代に屈せず、正しいと信じた論説を貫いた津田左右吉の、岩手平泉で過ごした5年間を、著作と証言からさぐった初めての書。

目次

平泉疎開の記
津田博士の戦争観
津田博士のおいたち
弾圧と迫害
津田博士の戦後
津田博士の見た平泉文化

著者等紹介

小野寺永幸[オノデラエイコウ]
1925年、岩手県に生まれる。元中学校校長。現在、東北史学研究所長。一関市在住
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めっかち

2
 調べ物で部分読み。本書は、津田博士の平泉時代を軸にした評伝といったところか。戦時中の博士の日記が興味深い。戦前、戦中、戦後を通して、変わったのは津田ではなく世間の方だった(九〇頁)という、著者の評価に私も同意。津田博士は、大東亜戦争下にあっても、学問を曲げることはなかった。それでいて、急速に左傾化する占領下でも、尊皇心を捨てることはなかった。津田博士の古代史研究が今日どのくらい正当なものかは解らないが、人として立派だと思う。2023/08/16

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