出版社内容情報
二度のガン、二度の離婚、不倫、借金地獄をへて、やがて起業に成功。苦しみを生きる喜びにかえた、波乱万丈の女性の人生哲学とは?
はじめに
第一章 心が響きあう出会いを求めて
ガンになるということ
それは突然やってきた
再びガンに襲われる
私の役目は何だろう
ガンという得がたい特権に気づく
生かされて生きる
魂の願い
第二章 さまざまな縁の中で
良子さんとの出会い
チビとノッポの漫才コンビ
「家に帰りたか」
観山先生のこと
家族の温もり
この世での別れ
クリスマスプレゼント
由美さんとの出会い
金本さんとの出会い
男と女の愛憎劇
波多野さんとの出会い
第三章 人生はひとりでは送れない
義母との確執
こんなことでグレるもんか
母なる愛を求めて
離婚、そして……
子を産めば別れられる
自立できる自分をつくろう
小さな支え
第四章 痛みは新しい自分誕生の鼓動
人生の再スタート
二度目のガンの宣告
新たなる試合場へ
心の軌跡
物質重視の時代から、精神重視の時代へ
苦しみは「気づき」の波
一作目の『いのちを運ぶ黄色い帽子』を出版して三年、一回目の末期の卵巣ガン摘出手術と同時に、娘を出産したのが十四年前のこと。そして、脳腫瘍の放射線治療(ガンマナイフ)を施して四年が経とうとしています。
この間、全くの健康体というわけではありませんが、二度のガンにもめげることなく、これまで普通の人と変わらずに、いや、それ以上のパワーを持って日常生活を送ってこれた私です。
今考えると、私は綱渡りのような人生を歩みながら、足を踏み外しそうになるといつも、誰かに何かに手をさしのべられる……その繰り返しでした。
もちろん、私だけでなく、人は誰しも訪れる出会いのひとつひとつに、人生の道すじを決められます。いわば、人生そのものが出会いなのです。
この出会い自体を、私たちは自分でつくり出すことができるでしょうか。
そこに私は、あらためて「生かされて生きる」ということを強く感じずにはいられません。
(つづく……)
内容説明
2度のガン、2度の離婚、不倫、借金地獄…そして起業に成功した54歳。苦しみをみごとに生きる喜びにかえた、人生哲学とは?2度の末期ガンから生還した著者の体験記。
目次
第1章 心が響きあう出会いを求めて(ガンになるということ;それは突然やってきた ほか)
第2章 さまざまな縁の中で(良子さんとの出会い;チビとノッポの漫才コンビ ほか)
第3章 人生はひとりでは送れない(義母との確執;こんなことでグレるもんか ほか)
第4章 痛みは新しい自分誕生の鼓動(人生の再スタート;二度目のガンの宣告 ほか)
第5章 今日も私の心は晴天なり(冬の時代だからこそ;魂のエネルギーに満たされて ほか)