目次
第1部 選択理論の基礎と学校での活用(選択理論の基礎(人は「五つの基本的欲求」を満たすために行動する;「上質世界」(願望)にどんな「イメージ写真」を入れるか ほか)
選択理論を学校でどう活用するか(選択理論を活かして、子どもの自己肯定感を育む;相談活動にリアリティセラピーを活かす ほか))
第2部 クオリティ・スクールを実現する五つの教育理念(クオリティ・スクール誕生!;五つの教育理念 ほか)
著者等紹介
柿谷正期[カキタニマサキ]
立正大学心理学部教授。日本選択理論心理学会会長。NPO法人日本リアリティセラピー協会理事長。現実療法認定カウンセラー。選択理論心理士。臨床心理士。精神保健福祉士。日本カウンセリング学会認定カウンセラー・同認定スーパーバイザー。ウイリアム・グラッサー協会認定シニア・インストラクター
井上千代[イノウエチヨ]
愛媛県西予市立三瓶中学校養護教諭。日本選択理論心理学会西予支部支部長。選択理論心理士。日本学校教育相談学会会員。柿谷寿美江に10年間指導を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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K(日和)
12
選択理論の基礎と実際に学校での使用例。2015/09/29
Masakatsu Yamasaki
1
選択理論の説明をした後に、学校での事例を紹介しながら活用方法等が書かれている本。重複している箇所が複数あることや、内容に具体性が欠ける点が惜しい。選択理論をベースとする学校は、2011年現在アメリカに20校、日本でも1校存在しているそうだ。内的動機付けを重視する選択理論が広まることで、賞罰や競争を主とする教育とは異なり、人間関係・恊働を重視する子供が育ちそうだ。願望のイメージを「人」「物・経験」「信条」の3つに分ける思考は他のことに応用できそう。行動科学と反する点も多いが組み合わせられないだろうか。2015/01/26
T-山岡
1
仕事の関係で。子供の自己肯定感を高める方法としては、まぁそういうのもあるのかなぁとも思ったが、教員ならではの「ふわっとした事例」が多く、いまいち説得力に欠けるので、もう少し専門的なものにも当たってみたいところ。2014/03/04
hepburn
1
教師の私にとって、この本はとても大切な本になりました。子どもたちの上質世界に入れる教師をめざしていこうと思います。2012/01/24
Kazuki
0
自己の欲求充足の方法。他者の欲求充足の援助。この2つを基礎に、学校の生徒などにどのようにこの「より良い関係」を自覚させ、促進させていくかの導入のヒント(実例)がとても参考になった。選択理論やリアリティーセラピーの簡易的な全体概要についても理解できた。私が1番参考になったのは規律違反への罰に変わる自己認識・評価の促しである。この観点を見たときより良いインスピレーションが生まれた。これは良い収穫であった。 「基本的欲求、特に愛・所属の欲求を満たすことができれば、人は問題を起こす必要がない」これが中心的概念。2019/04/29