内容説明
本書は、教育相談の発想と方法を生徒指導に活用する時の心構えや、こうした実践がどのような研修や学習から生み出されたものであるかを提示することを意識しました。最後に、教育の場面で活用できる教育相談とはどのようなものであるかについての著者の考えを述べて、話題提供としています。その他には、著者が教育相談の立場から生徒指導にかかわるようになった経緯や、生徒指導と教育相談の立場から提案できる教師のあり方について記しています。
目次
序章 生徒指導と教育相談の間で
第1章 生徒指導を考える視点
第2章 生徒指導事例
第3章 様々な技法の活用について
第4章 生徒指導と教師のあり方
第5章 生徒指導に生かす教育相談の学習
著者等紹介
飯野哲朗[イイノテツロウ]
1956年福岡県に生まれる。’80年国学院大学文学部文学科を卒業し、同年、静岡県立高等学校教諭となる。その後、浄土真宗本願寺派中央仏教学院専修課程修了。筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻研究生(内地留学)修了。静岡県高等学校教育相談研究会理事を務め、「開発的教育相談の実施に関する研究」で、平成7年度静岡県教育奨励賞を受賞。’96年静岡県総合教育センター教育相談部指導主事となり、現在、同センター教職研修部指導主事。日本学校教育相談学会、日本カウンセリング学会会員、日本学校教育相談学会認定学校カウンセラー。趣味はサイクリング、山歩き、詩吟
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