内容説明
日出ずる処の天子は聖徳太子?推古天皇?そんなバカな。では隋の使者・裴清はいったい誰と対面したのか。万葉集に出現する大和の大王が慕う遠の朝廷、謎の朝廷の正体は?旧唐書で競う別国だった倭国と日本国、東アジアの覇権をかけた白村江の海戦はいったいどちらの国が戦ったのか、その全貌を解明。ウソで固められたこれまでの古代史を、いまここに氷解させる。
目次
第1部 倭国の興隆(大倭王の謎―後漢書の怪;朝鮮半島の覇権をかけて;懐かしき対岸の国々;大王たちの日本列島;関東の菩薩大王;国記の消失;断続する年号の秘密)
第2部 光り輝く菩薩天子(裴世清来日の軌跡;日出ずる処の天子;仏教と文字の伝来)
第3部 倭国の存亡(旧唐書の倭国;旧唐書の日本国;混乱の極、新唐書;白村江のそ前夜;白村江の落日;大和の白村江;倭国の終焉)
著者等紹介
寺坂国之[テラサカクニユキ]
1945年、岡山県津山市に生まれる。岡山県立津山高校卒業後、(株)三和銀行入社。退職後、(株)石光商事、(株)千代田マシナリーなどを経て、現在は(株)ユアーズプランニングに在職。多元的古代研究会・会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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