感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころりん
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「神を知ることは、物語の中で出会う神に応答することであり、そしてその物語の一部となるために私たちの人生を危険にさらすことである。…聖書が語る物語の神に対しては信仰と従順というリスクを冒すことが必要で…」(48頁) 「物語る神」との出会いと展開の好著。 ウェスレアン神学らしい表現に、リフォームド神学に立つ者としての抵抗はあるにせよ、こんな大胆な言い方さえ許されるほど、神は人格的に関わっておられるのがキリストの奥義! 神を低く小さくするのでなく、<低く小さくなってくださる神>の恵み深さに目を向けてくれます。2016/05/20