内容説明
エイズ。これは新たな病なのか、それとも古くからの病なのか。どのようにして、現代のこのもっとも恐るべき世界的流行ははじまったのか。原因となるウイルスはどこからやって来て、そして、なぜ今日、このような疫病が問題になるのか。近代医学の成果はつねに望ましい結果をもたらしているのか。はじめて一冊の本がこれらの問いかけに答えウイルス学、感染学、免疫学の最新の発見を総括する。
目次
第1部 現代の災厄(奇妙な病が告発された;アメリカ男性同性愛者への疫学調査;ヨーロッパ人最初の動揺;エイズ/シダ―4Hの病)
第2部 科学のお告げ(ウイルスの足取り;エイズのウイルス要因の発見;論争の解決;エイズの諸段階)
第3部 過去の視線(歴史の教訓―新しい病とは何か;エイズは古い病気だろうか;アメリカにおける疫病の前兆;エイズ流行以前の旧世界)
第4部 大災害の原因と広がり(エイズ病原体の起源と拡散;世界的流行病の生物学的、社会的条件;病の発祥地アフリカ;近代医学の栄光と悲惨)
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