内容説明
旅という方法論を駆使して描かれる世紀末アジア。放浪する思想の果てに予感された未来とは―。MSNジャーナルにリアルタイム旅行記として連載され、圧倒的反響を呼んだ新世代ルポルタージュの衝撃。
目次
東南アジア(春をひさぐ少女たち;エイズ患者にやすらぎを ほか)
南アジア(死を待つ人の家;生き抜く子供たち ほか)
チベット・中国(チベット旅行への序章;ヒマラヤにて自然保護を考える ほか)
中央アジア(シルクロードの商人たち;「気」あるいは生命のリズム ほか)
イラン・イラク(イスラームの眩しさ;聖地の衝撃 ほか)
ヨーロッパ(民族紛争の情景;積み重なる戦争 ほか)
著者等紹介
高山義浩[タカヤマヨシヒロ]
1970年福岡県生まれ。1995年東京大学医学部保健学科卒。現在、山口大学医学部医学科在学中。1992年に内戦直後のカンボジアを訪れて以来、ノンフィクションの執筆活動を展開している。その題材は、専門とする保健医療にとどまらず、政治経済、歴史、哲学など幅広く、さらに読者を引き込ませる文章表現により、根強いファンが多い。1999年、アジアを放浪しながらインターネットの『MSNジャーナル』にリアルタイム旅行記を連載。1話あたりの平均アクセス数30万ヒットを超える人気を博した。これを結実させたのが本書である。現在、インターネットマガジン『国際保健通信』を自ら編集・発行している
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感想・レビュー
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シソーラス
2
再受験をした29歳医大生の旅行記/歴史の教養がかなりあって、これだけ知識があれば世の中が自分とは違った見え方をしてるんだろうなあと/いろんなことが理由の説明も無く断定口調で「これだ」みたいに書いてあって、若いというか、若かったらこれだけ無根拠な自信持ってもいいんだなという意味で勇気づけられた/26章、コソボの話は深かった 2017/07/12
ソナチネスナッチ
1
アジアの純真。2010/05/29
みさおり
0
教科書では絶対にわからないアジアの人々の生活というものが見えてくる。アジアに対する見方が変わった。単にアジアの生活風景を描写するだけではなく、筆者が主観的に意見を述べていて、そこが面白くいろいろと考えさせられた。2011/04/20
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