内容説明
古代史最大の謎、邪馬台国とは…。九州と近畿の二人の気鋭の考古学者が、最新の発掘成果を基に対論を重ねて話題を呼んだ産経新聞連載企画待望の単行本化。豊富な図版を新たに収録、随所に加筆を施して充実の内容となった。都出比呂志大阪大学教授を交えた鼎談も収録。
目次
第1章 古墳の誕生と実年代
第2章 都市の成立
第3章 王墓から古墳へ
第4章 青銅器のマツリ
第5章 弥生の戦争
第6章 青銅器から鉄へ
第7章 交易と文字
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マロソ
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考古学における人気テーマ筆頭の邪馬台国論争。本著では近畿において纏向遺跡などの発掘を手掛けた寺澤薫と、北九州を拠点に調査研究されている武末純一の2大有力候補地の研究者がそれぞれの地域から見えてくる可能性について語る。書籍名はそのものズバリだが、畿内説北九州説どちらに軍配があるかというような極論的内容ではなく、あくまでそれぞれの成果に根ざしてこういう考え方が出来る、一方でくい違いや議論の余地があるなど現段階で言えることを明確にしていることが好感が持てる。個人的には高地性集落や池上曽根遺跡と土器編年が収穫。2012/05/25
あまたあるほし
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なるほど。箸墓古墳は卑弥呼の墓とは言いにくいのか。2018/06/21
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