内容説明
クレーの絵を見ていると、いつもふしぎな気持ちにおそわれます。もしかするとクレーの絵を見るとき、私たちはクレーという人の心の奥をのぞきこんでいるのではないでしょうか。「おはなし名画シリーズ(14巻)クレー」はかずかずの絵とともに、クレーの生涯とその人となりを、子どもにも分かりやすい言葉で語ってくれています。この本はクレーの世界への、ひいては絵というもののもつ美しさへの、ひとつの入門書としての役割をはたしています。
目次
さえずり器械
赤い気球
魚の魔術
あやつり人形劇場
忘れっぽい天使
選ばれた場所
制御できない流れ
黄色い鳥のいる風景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
芍薬
12
谷川俊太郎さんの詩が素晴らしい。文字を覚えだした娘がたどたどしくこの詩を読む声を聞くと、この瞬間がある事の幸せに涙ぐんでしまいます。2012/07/29
Maiラピ
10
クレーの色使いがお気に入り。特に『選ばれた場所』が好き。谷川さんの詩にデカルトの「我思う、ゆえに我あり」を思う。2011/03/15
ととろ
5
さすが谷川俊太郎さん。シリーズの他のものとは、文章が一線を画していると思います。2012/08/08
ybhkr
2
クレーの絵に谷川俊太郎さんの、黄色い鳥のいる風景、が添えられた本。クレイっぽい絵ばかりだから入門編に。ここから、クレイのおはなし名画に行くとグレードアップされるみたい。2015/09/10




