内容説明
いじめをなくそうと書いた校長先生の童話で子供の心にあたたかい愛の灯がともった!!全国の父母・教師絶賛。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zero1
59
共感して泣ける。いじめを撲滅するために必要な作品。永遠の名作を再読。ホタルが飛び立つ日、羽が歪んだために飛べないホタルがいた。そこへホタル狩りの子どもたちが。その時、兄弟は・・・。シリーズ全12冊。1967年頃、小学校教師の作者(2015年没)はどうしてこの作品を世に出したのか?読めばわかる。今年だけではなく、歴代ベスト10候補に加えたい。あなたは飛べないホタル?それとも【虫にも劣る】いじめる側?レビュー24件とはあまりにもったいない。2020/01/08
しゅわ
45
【図書館】生まれつき羽が縮れていて飛べないホタルが人間に捕まりそうになった時、兄弟達がとった行動とは!? 小沢昭巳さんの追悼の意味を込めて代表作を借りてきてみました。予約の際にこちらと「えほん」があり、どう違うか?わからなかったのですが…どちらもちゃんと絵本でした。「えほん」の方がCGのかわいらしい絵で文章も少なく、小さいお子さん向け…という感じでしょうか? あらためて本家の方を拝見したらイラストがあたたかくてとても良かったです♪ 出版の事情などもわかり、たくさんの人に愛されている物語なんだなぁ~と感動。2015/05/23
ひめぴょん
19
著者はいじめを意識して話を作ったようです。でも、障害や病気のために「とべない」状態をイメージました。 みんながとべるから、とべるわけではない。みんなできることができないことは悲しい。落ち込んでいる子の悲しさやが「分かる」。その子のために何かする。双方がうれしい。そのうれしさは何かにつながっていく。そんな気がする本。 2023/08/27
けいこん
16
とべない蛍と彼を助ける為に捕われた勇気ある蛍。そしてその勇気を称える仲間。「みんなちがってみんないい」と、言うだけなら簡単だが、実際に行動に移せる愛を持つ人がどれだけいるだろう。全ての生徒に、いじめを止める勇気のある人になってほしいという教師の願いを強く感じる。と同時に、ちっとも説教臭くなくて、子供にもその願いがストレートに伝わる話だと思う。2015/03/17
Sayaka
6
中々の良本。Z会の2年生国語で紹介されていた。身の回りに飛べない蛍(に当たる人)はいないか?読書感想文にも使えそうな本。2020/09/22