ジョージ・ハリスン

クレイソン，アラン【著】〈Ｃｌａｙｓｏｎ，Ａｌａｎ〉/斎藤 早苗【監修】/島田 陽子/炭田 真由美/露木 智子【訳】

プロデュース・センター出版局（2002/04発売）

• サイズ A5変判／ページ数 433p／高さ 22cm
• 商品コード 9784938456603
• NDC分類 767.8
• Cコード C0073

内容説明

ジョージの死は癌のせいではない。あの強盗事件が殺したのだ。時代を静かに激しく生きたひとりのビートルを克明に記録。

目次

始まりは３ペンスの洗濯板
兄貴、ポールとカリスマ、ジョン
ハンブルク、２０世紀ロックの胎動
リバプール最強、まもなく世界へ
運命の水先案内人…ブライアン、マーティン、リンゴ
ビートルズ！ビートルズ！ビートルズ！
黄色い嬌声とゴシップ記者に囲まれて
実りなき旅の果て、インドへの傾倒
無敵のボーイズにほころび…ブライアンの死
軋む王国、従者の台頭
夜明けと見まがう日没…最初で最後の栄光
永遠の輝き、バングラデシュ
至福の瞬間、うたかたの…
ジョージ帝国の興亡
富よりも名声よりも…
そこに仲間が待っている
すばらしき人生
さらなる、はるかなる旅

著者等紹介

クレイソン，アラン［クレイソン，アラン］［Ｃｌａｙｓｏｎ，Ａｌａｎ］
『ウェスタン・モーニング・ニュース』紙で「ポップ界におけるＡ・Ｊ・Ｐ・テイラー」と評された。映画化もされたベストセラーの『バックビート』を含め、多数の音楽関連書籍の著者である。『レコード・コレクター』『インディペンデント』『ビート・ゴーズ・オン』『モジョ』『メディーバル・ワールド』『ガーディアン』『フォーク・ルーツ』など、さまざまな雑誌や新聞に寄稿している。１０代のころは、悪名高き『スクールキッズ・オズ』誌にもよく投稿した。ラジオのプログラム制作や、イギリスやアメリカで講演も行なっている。１９５１年、ドーバー生まれ。ヘンリー・オン・テムズ近郊で、妻のイネス、息子のジャック、ハリーとともに暮らしている

斎藤早苗［サイトウサナエ］
ザ・ビートルズ・クラブ
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感想・レビュー

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[星空の挑戦者]

「どんなアーティストも折に触れてやっていることであるが曲のインスピレーションをよそからもらい、その元をごまかそうとした」という一節は興味深い。盗作事件もあったがその頃同時にアップルレコード問題に悩んでいたんだろうと推測する。「サムシング」の未編集ロングバージョン聞いてみたい。「ヒアカムズ・ザ・サン」を聞く限りマッカートニー以上の才能を感じるのだが。非才を認めジョンは政治へリンゴはあっさり俳優業に転向したが、ハリスンはまだまだ伸びる才能があったのでは。癌死とは勿体ない。

2010/10/10