内容説明
当世はやりの清潔病は、薬品という毒物を使いすぎ、ごみを増やし、水を汚染し、環境を破壊するだけでなく、人と人とを分断して差別を生むことさえあります。きれい好きもほどほどに。著者は、見かけのよさを求めすぎない、小さな不快害虫を撲滅しようとしない、物の使い捨てをやめ、ごみや下水に関心をもつというような、汚れとつき合う生活スタイルを提案しています。
目次
第1章 ひろがる流行性清潔病
第2章 「汚れ」を排除する過程で失ったもの
第3章 「汚れ」の行方
第4章 「汚れ」とつき合う決心を
第5章 物よりも人を通して環境問題を見よう
第6章 入れ子構造に気づこう