内容説明
自分たちの信仰を一切書き残さず、わずかな手紙と口伝でしか知る手立てのなかった「森派(耶蘇基督之新約教会)」。戦時下で唯一残された寺尾喜七の「尋問調書」から、歴史に隠された信仰者の“弾圧の記憶”をたどる。
目次
第1章 森派の信仰
第2章 「類似宗教」をめぐる宗教政策
第3章 国家主義的体制との相克
寺尾喜七 尋問調書
著者等紹介
川口葉子[カワグチヨウコ]
1986年石川県生まれ。東北大学文学部、東京基督教大学神学部卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。文化庁宗務課研究補佐員を経て、東京基督教大学国際宣教センター研究員
山口陽一[ヤマグチヨウイチ]
1958年群馬県生まれ。東京基督教大学学長・教授。日本同盟基督教団と日本基督教団の牧師、東京基督神学校校長、東京基督教大学大学院委員長を経て現職。専門は日本キリスト教史、実践神学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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