路面電車を守った労働組合―私鉄広電支部・小原保行と労働者群像

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784938391461
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1036

内容説明

差別反対、労働条件の改善、路面電車の機能を高める運動、働き度を高める運動など、あたりまえの活動を地道につづけ、分裂少数派組合から多数派へと発展した労働組合の記録。

目次

第1章 比和町のゴンさん
第2章 広島電鉄に入社(バス車掌時代)
第3章 冷や飯食い(職場活動家時代)
第4章 ゼロの闘い(少数派組合の書記長時代)
第5章 争議屋(私鉄総連中央執行委員時代)
第6章 正規戦の先鋒(副委員長時代)
第7章 路面電車を守る闘い(委員長時代1)
第8章 多数派から統一へ(委員長時代2)
第9章 「組織者・小原保行」という組合運動家
第10章 新広電支部の混迷と再生

著者等紹介

河西宏祐[カワニシヒロスケ]
1942年兵庫県に生まれる。現在、早稲田大学人間科学学術院教授。文学博士(名古屋大学)。専攻、社会学(経営・職業・労働)。著書、『電産の興亡(1946年~1956年)』早稲田大学出版部2007年(第14回社会政策学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

はちはな

1
労働運動というと、それぞれの立場で受け止め方が異なると思います。しかしこの本は、なぜか労働運動とは程遠い日経新聞の書評欄で絶賛されていたものです。確かにこの本に出てくる広島電鉄労組の小原委員長の生き方は、立場を超えて共感できるものがあります。労組関係者は特に必読の一冊です。2009/11/04

yuki

0
労働組合のあるべき姿について示唆にとんだノンフィクションでした。2017/04/13

おたきたお

0
1970年代に広島の路面電車は赤字に転落しました。その頃、労働組合は何に取り組んだか?組合が2つに分裂していた中、少数派の小原委員長は「雇用を守る戦い」に取り組むために時間外労働時間短縮の要求を放棄します。小原は現場の労働者にどう説得したのか?「組織者」と自らを呼ぶ小原の言動を、長年労働問題に取り組んだ大学教授が記した著作です。労組に限らず、組織が並列すると多数派/少数派ができます。少数派はゲリラ戦で、多数派は正規戦で、という位置取りと戦い方の実例は、組織をまとめる管理職の参考になると思います。好著。 2010/04/15

ねぎとろ

0
小原という人はおそらく経営に行っても成功したであろうと思う。簡にして要を得た指示と長期的な見通し、緊急事態でのカン、待つことのできる粘り。確かに現在の労働者が置かれている状況と小原がいた時代には色々な違いがある。たとえば本書で描かれている労働者文化、階級性といってもいいが、そのようなものが今どれほどあるか。しかし、それでもここには今や失われつつある労働組合のノウハウが山ほどつまっている。特に損益分岐点を重視した考えは現代的で重要。組合関係者必読。なにより本書は読ませる。ノンフィクションとしても傑作だ。2014/09/18

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