内容説明
映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、世界的に有名になったトラップ一家の物語。作家ハンス・ヴィルヘルムは、トラップの家族がおどろいたほど、よく調べてこの本の中に、絵と文と歌をのせている。これは、ほんとうにあった物語である。若い見習い修道女のマリアが、どうしてフォン・トラップ男爵とその7人の子供たちの心をとらえ、歌を教えることになったのか?また、家族合唱団は、どのようにして有名になったのか?どうして、ナチスドイツに占領されたオーストリアから逃れ、アメリカにわたって、新しい生き方をするようになったか?こんなに、胸をわくわくさせる物語はない。みずみずしい語り口、ユーモアと心暖まるすばらしいさし絵、いつの時代にも読みつがれる平和の絵本。15曲の歌曲もおぼえることができる本。小学生中学年~一般向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海(カイ)
14
【図書館】サウンドオブミュージックが好きなので、この絵本を借りてみた。 映画では国境越えをするところで終わっていたが、アメリカへ渡ったその後も書かれていて、歌を歌って暮らしていたことや戦争で苦しんでいるオーストリアに救援品を送っていたなんて、凄い!2014/06/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
トラップ一家の家庭教師マリアは、トラップ大佐と結婚し、7人の子どもたちの大家族になります。『サウンドオブミュージック』で有名な一家は戦争によりアメリカへ亡命しますが、母国に救護救援物資を送りつづけました。2019/06/27
suiu
0
絵がかわいい。 サウンドオブミュージックでしか知らなかったフォン・トラップ一家の本当のお話が少しわかりました。 プロポーズの話を大人向けの本で読みたいわ。2014/08/04
ヒラP@ehon.gohon
0
サウンド・オブ・ミュージックの題材になったトラップ一家の物語。 修道院からトラップ一家のお手伝いとして訪れたマリア。 トラップ大佐が父親一人で育てている7人の子どもたち。 この家族は第2次世界大戦の中、ドイツ軍のオーストリア侵攻によって翻弄される。 その家族を支えたのは歌。 映画のようにドラマチックではないけれど、映画に描かれていない事も多く見つけることができて、サウンド・オブ・ミュージックに感動した人間ならば、感動できる絵本だと思う。 2010/06/11