内容説明
“日本の原郷”とも称される熊野。本書は、その熊野を内側からとらえる試みであり、座談、論考、人物点描で立体的に構成した。熊野理解、ひいては日本の地域理解に役立つ情報を読みとれる。
目次
1 座談会(熊野の歴史と文化を語る(宇江敏勝;辻本雄一;三石学;山本殖生)
熊野の自然と産業を語る(後誠介;筒井三輝朗;矢倉甚兵衛;柳沢践夫))
2 論考(再興なった熊野修験の那智四十八滝回峰行;海から見た熊野―この130年;近代「熊野精神史」を彩る人たちとその背景)
3 熊野の人びと(近・現代熊野の人々;熊野人物点描)