内容説明
身体運動の指導に携る専門家、すなわち教員、コーチ、理学療法士、ダンスインストラクターらは、それぞれ担当の生徒、選手、患者、運動者などの動きを改善する場合に質的分析を用いる。これらの専門家は、人々の生き方にも影響してくるような動きの診断をどのようにしてくだしているのであろうか。本書は、キネシオロジーの多くの領域から得られる情報を身体運動の質的分析に役立つように統合することにより、このような疑問に答えたものである。第2版では、重要な情報を更新し、表現などを改めた。広範な領域からの60以上の質的分析に関する新しい研究論文をもとに改訂され、学生が質的分析の課題に早期からかかわり、重要な技能を徐々に練習できるように再構成している。
目次
1 質的分析のための統合的方法(質的分析の学際性;質的分析におけるモデルの役割;質的分析における感覚と認知の役割)
2 質的分析の4つの課題(準備:関連する知識の収集;観察:組織的観察法の展開;評価と診断:質的分析における批評と判断;介入指導:パフォーマンス向上のための方略)
3 質的分析の実践への適用(質的分析を用いた身体運動の個別指導;理論を実践場面へ;質的分析におけるビデオテープの利用)
著者等紹介
Knudson,Duane V.[KNUDSON,DUANE V.][Knudson,Duane V.]
カリフォルニア大学チコ分校の教授
Morrison,Craig S.[MORRISON,CRAIG S.][Morrison,Craig S.]
南ユタ大学体育学部の教授であり、アメリカにおける動きの質的分析QAの第一人者である
阿江通良[アエミチヨシ]
筑波大学人間総合科学研究科体育科学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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