出版社内容情報
草創期から現在まで、50年以上追い続けたベテランジャーナリスト・田原総一朗による創価学会論の決定版が待望の文庫化。
内容説明
1930(昭和5)年の創立以来、日本では827万世帯、世界では192ヵ国・地域に会員を有する。幾度も窮地に立たされながらも、決して揺らぐことのなかった創価学会。その強靱さを支えたものとは何か。創価学会・公明党関係者にインタビューを敢行。ベテランジャーナリストが、日本を代表する宗教団体の核心に迫る。
目次
第1章 創価学会の誕生(1930年代~1940年代)
第2章 創価学会の拡大と救済論(1950年代)
第3章 政治進出と池田大作の会長就任(1950年代~1960年代)
第4章 「言論・出版問題」と創価学会の近代化(1970年代前半)
第5章 第一次宗門問題の真相(1970年代後半~1980年代)
第6章 第二次宗門問題と「平成の宗教改革」(1990年代)
第7章 公明党の連立政権参加とその舞台裏(1990年代~2000年代)
第8章 世界宗教への道程と挑戦
第9章 特別インタビュー 原田稔会長に聞く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
15
▼田原が2018年までの創価学会の歴史を語る。▼日蓮正宗からの破門他、複数の試練を経つつ結束を深めてきた創価学会について、なぜこれほど強靭な団体に成長したのかについて分析する。▼池田名誉会長や現会長との対談が興味深い。一般会員にも取材している。対談ではタブーなしでズバズバ切り込んでいくのが面白い。▼田原自身が池田に対して好感を抱いており、重ねて創価学会を日本仏教の「宗教改革」団体として好意的に捉えていることがわかる。面白かった。創価学会に対する批判本にも目を通すことで、この団体をより深く理解できるだろう。2022/12/12
Amy
2
個人的には創価学会の会員が日本に800万世帯もあること、「折伏」という協力な勧誘システムがあることに驚いた。一時は共産党と共創していたこと、中国との国交正常化に一役かんでいることなど知らないエピソードが色々あり、興味深い。組織の強さとしてはやはり近年では池田大作氏の力量によるところが大きいのではないかと思う。世界中で会員がいることも興味深い。2023/02/23
かっさん
2
創価学会 #読了 #田原総一朗 が #創価学会 の成り立ちから今に至る流れを調べて、まとめた本。名前は知っていても詳しくは知らなかった創価学会について、どんな教えなのか、どんな歴史なのか、知ることができた。仏教系の宗教だったのはびっくり。池田大作さんの位置づけとか知れたのは勉強になった2022/12/29