出版社内容情報
《内容》 ■幼児の体力や運動能力の測定と評価に関する国内の研究は,体育学,体力学などの研究領域で50年以上にわたり蓄積され発展してきた.しかし,十分な検討を経て共通理解が得られている知見はいまだ限られていると思われる.
■つまり,公表はされているが方法論に疑問が残されている,経験に基づき示されているが十分に検証がなされていない,さらに年代変化に伴い現在では適用できないなどの問題を含む情報が存在し,これらの情報が十分に検証された研究成果と混在している.
■ このような状況の中,今日までに何が明らかにされており,何が問題点として残されているのかを過去の研究成果の整理を通して明らかにすることは意義があると考え,本書の執筆を開始した.
■ 本書が,体育学や体力科学における幼児の体力・運動能力に関する測定評価研究の今後の活性化につながることを祈念するものである.
《目次》
【第 1 章 幼児の体力・運動能力の科学】
1. 幼児の体力・運動能力を対象とした体育学と体力科学における研究
2. 幼児の体力・運動能力の測定と評価方法の変遷と現状
【第 2 章 幼児の体力・運動能力に関する基礎理論】
1. 幼児の体力・運動能力の構造と加齢変化
2. 幼児の運動技能の考え方と加齢変化
【第 3 章 幼児の体力・運動能力の測定と評価】
1. 幼児の体力・運動能力の測定と評価の準備
2. 幼児の体力・運動能力の測定と評価の実際
【資料編】
目次
第1章 幼児の体力・運動能力の科学(幼児の体力・運動能力を対象とした体育学と体力科学における研究;幼児の体力・運動能力の測定と評価方法の変遷と現状)
第2章 幼児の体力・運動能力に関する基礎理論(幼児の体力・運動能力の構造と加齢変化;幼児の運動技能の考え方と加齢変化)
第3章 幼児の体力・運動能力の測定と評価(幼児の体力・運動能力の測定と評価の準備;幼児の体力・運動能力の測定と評価の実際)
資料編
著者等紹介
出村慎一[デムラシンイチ]
1949年7月、福井県生まれ。東京教育大学大学院修士課程体育学研究科修了。筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了。金沢大学教育学部・自然科学研究科生命科学専攻教授、教育学博士。専攻は健康体力学。日本教育医学会学会奨励賞受賞(1994年)、日本生理人類学会論文賞受賞(2002年)、日本体育測定評価学会学会賞受賞(2003年)
村瀬智彦[ムラセトモヒコ]
1964年5月、愛知県名古屋市生まれ。金沢大学大学院修士課程教育学研究科修了。筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了。愛知大学法学部助教授、博士(体育科学)。専攻は測定評価論。日本武道学会優秀論文賞受賞(1997年)、日本教育医学会学会奨励賞受賞(2000年)、東海体育学会学術奨励賞受賞(2003年)
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