内容説明
近年、生理学の分野においては筋力発揮のさまざまな測定手法が考案され研究が進められている。また、生化学の分野でも収縮装置やエネルギー産生装置の部品識別の手法が開発され、数多くの研究報告がなされている。そこで、本書では、筋活動(トレーニング)に伴って変化する筋力の発揮の効果を主眼に、それに伴って変化する収縮装置やエネルギー産生装置の変化について総合的、系統的にまとめ、スポーツ科学の日進月歩の成果をわかりやすく紹介する。
目次
ヒト骨格筋の筋力とトレーニング―筋線維動態から関節の動きまで
トレーニングと骨格筋肥大
トレーニングと骨格筋肥大機構
トレーニングと骨格筋筋小胞体(情報伝達含む)
トレーニングと骨格筋でのエネルギー源の変化(リン酸化合物、ミトコンドリアの変化;糖質代謝の変化;脂質代謝の変化;タンパク質・アミノ酸代謝の変化)
トレーニングとストレスタンパク質
骨格筋とドーピング
トレーニングと筋の障害
著者等紹介
山田茂[ヤマダシゲル]
東京大学大学院生命環境科学系
福永哲夫[フクナガテツオ]
早稲田大学スポーツ科学部
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