内容説明
コーパス言語学を実践するためには、いくつかのベーシックスキルのマスターが必須となる。まずコンピュータそのものの操作を最低限こなさなければならない。そのうえで核となるテキストファイルというものにも慣れておく必要がある。簡単な処理を一括しておこなうバッチファイルやマクロ、さらに複雑な処理をおこなうためのスクリプト言語…それらの基礎技術をぜひこのマニュアルで自分のものにして、その先にある言語研究に挑んでほしい。
目次
1 パソコン操作の基礎(ファイル操作の基礎;エクスプローラによるファイル操作 ほか)
2 テキストファイルとは何か(テキストファイルとワープロファイル;マークアップまたはエンコードされたファイル ほか)
3 テキスト処理の基本1(プロジェクト・グーテンベルクを例にして;データのダウンロード ほか)
4 テキスト処理の基本2(一括処理)(さまざまな一括処理;マクロ ほか)
APPENDIX(アプリケーションのインストールについて;テキストファイル処理のためのツール紹介)
著者等紹介
中尾浩[ナカオヒロシ]
1963年岡山県生まれ。パリ第10大学にてDEAを取得。コーパス言語学や言語情報論が専門、最近は福祉言語学の可能性も模索中。愛知大学文学部助教授
赤瀬川史朗[アカセガワシロウ]
1958年大阪府生まれ。慶応義塾大学卒。コーパス言語学が専門。産業翻訳などを経て、現在はコンコーダンサTXTANAを始めとするコーパス関連ツールの開発やコーパスを利用した辞書執筆を行う。英語コーパス学会会員
宮川進悟[ミヤガワシンゴ]
1962年長野県生まれ。大学院(仏文)ではジョルジュ・バタイユを専攻。早稲田大学文学部非常勤講師、テラハウスICA講師
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