内容説明
本書は団体史の枠を超えて、広く鹿児島の印刷の歩みを記録した内容となっております。室町末期に桂庵禅師を迎えて出版された島津家の薩摩版、幕末の賢君島津重豪・斉彬の出版事業、維新後初めて日本人が手にした活版の『薩摩辞書』などがどのような経緯で誕生したのか。明治期の言論人の苦闘、名もなき職工たちの労働事情、町や村の活版所の動静、戦時中の紙不足、焦土からの復興、そして半世紀のエネルギーを費やした県印刷局廃止運動に至るまで、500有余年にわたる膨大な記録となりました。
目次
第1編 薩摩版の登場(室町~幕末)
第2編 活版印刷の黎明(明治期)
第3編 規模拡大の波(大正期)
第4編 激動の昭和(戦前)
第5編 復興のつち音(戦後)
第6編 バブル崩壊(平成期)
資料編
著者等紹介
高柳毅[タカヤナギツヨシ]
1940年、長崎市生まれ。上智大学英文学科卒。元南日本新聞論説・編集委員。西郷隆盛顕彰会(島津修久理事長)専門委員として西郷関係の論文多数。PC歴20年。新聞社調査部長時代に記事・画像・紙面連動データベース創案・設計
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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