内容説明
「金」―。いまその価値が変わる。「有事の金」は消えていない。かつての「軍事的有事」に代わり、いま新たな「有事」が生まれているのだ。21世紀に向けて、金が再び輝きを取り戻し始めた―。本書は、金の価値の変遷と背景を徹底解明することを通じ、国際経済の今後のシナリオを捕らえている。
目次
いま「金」を見直してみる理由
二十一世紀は資産を金で持つ―国際化時代の世界共通通貨は金
金相場の歴史(インフレ下の金と金本位制が採られた時代;金価格はなぜここまで下がったのか?―過去20年間の市況動向を検証する)
忍び寄るインフレの危機
金の輝きは失われていない―まだ生きている金の信用力
通貨危機で威力を発揮した金