内容説明
「薬草の宝庫」といわれる沖縄には百五十種類ほどの薬用植物があると思われます。しかし最近、街なかではオオバコやヨモギ、海辺ではリュウキュウヨモギやハマボウフウ、山野ではニッケイなどが少なくなっており、寂しい限りです。本書は、『琉球新報』に一年余り連載し、各方面からの要望により新たに執筆したものを加えて一冊にまとめたものです。
目次
アキノワスレグサ―むくみや黄疸に服用
アサガオ―種子を粉にして下剤に
アジサイ―風邪の引きはじめに
アズキ―豆は利尿剤に
アロエの仲間―便秘改善に少量用いる
イチゴ―婦人病に煎じて服用
イノコズチの仲間―神経痛などに効用
ウイキョウ―食欲低下などに服用
ウコン―肝臓疾患に効用
ウメ―食欲低下や胃弱に〔ほか〕