内容説明
ベートーヴェンの交響曲第9番。日本における初演は―どこで、誰が?「第九」にまつわるエピソード。
目次
第1章 板東俘虜収容所(四国八十八カ所一番札所;ひとり歩きした「初演」話 ほか)
第2章 久留米高等女学校(最大規模の俘虜収容所;板東を上回る音楽活動 ほか)
第3章 福岡市記念館(九州帝国大学フィルハーモニー会;精神医学とヴァイオリン ほか)
第4章 東京音楽学校奏楽堂(板東から上野へ;束の間の幻影 ほか)
著者等紹介
横田庄一郎[ヨコタショウイチロウ]
1947年生まれ。朝日新聞記者。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。著書に、『キリシタンと西洋音楽』(朔北社、ミュージック・ペンクラブ賞受賞)など
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