内容説明
生まれたばかりの小さなもも色プラヌラが、海をただよい、やがて大きなさんごになりました。生命のすばらしさをうたいあげる絵本。巻末にはさんごの豊富なカラー写真を掲載。英語と日本語の対訳付き。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
72
絵本。英語併記あり、シンプルで可愛らしいイラストで珊瑚の一生を説明する。エリセラはインド洋、太平洋、大西洋に住む八放サンゴの一種▽巻末の解説も全て英語併記あり。Life, how wonderful!いのちはすばらしい。▽1986年にリブロポートから出版されていたものを復刊したもの。2000年刊2022/11/17
Kawai Hideki
59
娘チョイス。不思議な生き物である「珊瑚」の一生を描く絵本。谷川俊太郎と元永定正の「もこもこもこ」のような雰囲気。プラヌラと呼ばれる桃色の小さなこつぶが、紺碧の海の波間を漂い、やがて岩場に落ち着く。口と8つの手がついて、水中花のようなポリプに。ポリプ同士が集まって珊瑚になる。珊瑚の中では、ポリプ同士は共同体を形成しており、1つのポリプが食べたエサは、1本の消化管を通じて共有される。メスの珊瑚の卵はオスの珊瑚の精子を受け取ってプラヌラになり、再び紺碧の海の波間に送り出される。解説も充実。2015/02/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
シンプルな絵の中で、さんごの一生がわかりやすく描かれています。さんごは植物ではないこと、子どもたちは知っているかしら?2021/03/31
seraphim
17
エリセラさんごの一生をつづった絵本。巻末には写真付きで、サンゴのことや、このお話に出てくる生きものたちが解説されている。サンゴって不思議。見た目は植物のようなのに、生きている動物なのだから。たくさんの小さなポリプと呼ばれる動物の共同体で、サンゴができている。サンゴは綺麗な海でないと生きていけない。そして、さんごが繁栄することができたら、魚などのほかの生物も繁栄する。こんな不思議な生物がいるなんて、地球って面白い。美しいサンゴ礁の森が繁栄できる地球であって欲しい。2014/07/22
mntmt
15
エリセラは生きている。汚れている海には住めない。2019/05/11