内容説明
ヘンリー、ジェシー、ヴァイオレット、それにベニーはみなしごでした。おとなのたすけなしに自分たちだけで力をあわせてくらしていこうとけっしんした、この四人きょうだいが、森のなかで見つけたのは古い赤い貨車(ボックスカー)でした。このボックスカーはとてもガッチリしていて、雨がふっても、風がふいても、このなかに入っていればあんぜんそうです。子どもたちはここでくらすことにしました。そんなわけで四人は「ボックスカーのきょうだい」とよばれるようになりました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむ
3
これまた子供の頃には読んでいないシリーズ。両親を亡くした4人きょうだいが自力でキャンプみたいな生活をしているのをまわりの大人たちが見守って…という、まあどこかで読んだような筋ではあるけれど、鉄板の安心感。ツバメ号シリーズのお手軽版という感じでしょうか。そもそも戦前のかなり古い本だけど、邦訳が出たのは世紀の変わり目あたり。そのあたりの事情も気になります。2020/09/01
サラサラココ
3
小1こどもと。前向きなお話。おじいさんが分かるところが面白かったらしい。2020/03/14
joyjoy
2
中村妙子訳に惹かれて。たくましい子どもたち。生活が学びであり、遊びであり、よろこびであり。。。2019/01/26
火星人碧
0
ヘンリー、ジェシー、ヴァイオレット、ベニーのきょうだいは祖父から逃れるために両親のいなくなった家を出た。わずかなお金でパンを買い、森でみつけたボックスカーで知恵を出し合って暮らす。実際にはこう上手くはいかないと思うが、そこは言わない方がたのしい。2017/11/22
てまり
0
自給自足の生活がわくわくする感じに書いてあってよかった。子供たちが放浪する理由になった「おじいさんはお母さんを嫌っている」というあたりに何の説明もなかったのが気になった。続編でなにか明かされるのだろうか。2015/07/16