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内容説明
新たなる「オペラ学」の胎動!多角的な視点で捉えるオペラの本質。創生期から現代まで、音楽、演劇、映画、文学、歴史、思想などさまざまな分野を横断し、多面的なオペラの魅力を提示。オペラ研究に新たな視座をもたらす「オペラ学」確立を目指した画期的な1冊。
目次
第1部(君主が求めた去勢者の歌声―近世社会の権力とカストラート;リブレット作家としてのゴルドーニ―オペラ・ブッファ「月の世界」を中心に;パパゲーノが追い求めた青い鳥―現代における「魔笛」上演の諸問題;ナショナル・オペラの成立と展開―フランス・イギリス・ドイツの場合)
第2部(ドニゼッティ「ランメルモールのルチーア」―ジャンル、国境を超えて;通俗喜劇からシュピールオーパーへ―アルベルト・ロルツィング「密猟者」を引き合いに;ヴェルデイの「マクベス」―シェイクスピア劇をめぐる「前衛的」実験;オペレッタにおける音楽とユーモア―オッフェンバック「ジェロルステイン大公妃」のクープレとロンド;ハンス・ザックスの青春時代―ヴァーグナー楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を相対化する試み;森鴎外とオペラ―ドイツ留学から翻訳台本「オルフエウス」成立まで)
第3部(ヤナーチェク「カーチャ・カバノヴァー」の演出―マルターラーとタールハイマーの場合;「サロメ」における「理想の主人公」像を求めて―カラヤンとベーレンスのシナジー;原作と台本のあいだ―コルンゴルト「死の都」をめぐって;サイレント・オペラとハリウッド―オペラがハリウッド映画に与えたもの;オペラの終焉?―ナラティヴ、声、アンチ・オペラ)
著者等紹介
丸本隆[マルモトタカシ]
早稲田大学法学学術院教授、同演劇博物館GCOE推進担当者、専攻は演劇学、オペラ研究
伊藤直子[イトウナオコ]
国立音楽大学他非常勤講師、早稲田大学演劇博物館GCOE研究協力者、専攻はドイツ近代文学
長谷川悦朗[ハセガワエツロウ]
早稲田大学・国立音楽大学・跡見学園女子大学非常勤講師、早稲田大学演劇博物館GCOE研究協力者(元研究員)、専攻は18/19世紀ドイツ語圏舞台文化
福中冬子[フクナカフユコ]
慶応義塾大学・明治学院大学非常勤講師、早稲田大学演劇博物館GCOE研究協力者(元研究員)、専攻は音楽学
森佳子[モリヨシコ]
日本大学非常勤講師、早稲田大学演劇博物館GCOE研究員、専攻は17~19世紀のフランスの音楽劇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。