内容説明
表題作「桃次郎」をはじめ、心の宝箱にしまっておきたいあたたかく、やさしく、そしてせつないアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アリス
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桃次郎の冒険を読みたくて・・・他も良かったです。イシキリも好きです。桃次郎の冒険は、舞台になったらとても楽しそう。劇団四季の『桃次郎の冒険』観たいなぁ。2013/09/27
アン・コーデリア
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「サッちゃん」の作詞家、阪田寛夫氏の短編集。河合隼雄さんの「子どもの宇宙」で紹介されていた「野原の声」が読みたくて手に取りました。子ども時代の思い出って、振り返ると申し訳なさや後悔で苦しくなることの方が大きい。それらを責めるでもなく諭すでもなく、「そうだった、残酷だった」と少しの痛みと懐かしさをも伴って思い起こさせてくれました。なお、「野原の声」は「裏庭」の照美とおじいちゃんをちょっと彷彿とさせる感じ。2019/03/02