内容説明
本書の目的は、発達障害のある人の問題行動に対する機能的なアセスメントと介入方法を紹介することである。
目次
問題行動を維持している強化(正の社会的強化;負の社会的強化;正の自動強化 ほか)
問題行動の機能的アセスメント(情報提供者によるアセスメント;記述的アセスメント;実験的分析)
問題行動への機能的介入(行動の型に基づく介入と行動の機能に基づく介入;行動の機能に基づく介入;正の社会的強化によって維持されている問題行動への介入 ほか)
著者等紹介
カー,ジェームズ・E.[カー,ジェームズE.][Carr,James E.]
ウエスタン・ミシガン大学心理学部助教授。発達障害、情報障害、チック障害、注意欠陥障害のある人たちに対する行動的サービスが専門で、学校、施設、親の会などでコンサルテーションを行っている。行動原理を用いた問題行動の理解と援助に関する論文・著書を多数発表している
ワイルダ―,デイビッド・A.[ワイルダ,デイビッドA.][Wilder,David A.]
ケネディ・クリーガー研究所行動心理学部門及びジョンズ・ホプキンス大学医学部ポストドクター研究員。さまざまな発達障害のある人たちに対して、病棟、外来、施設において行動的サービスを行っている。問題行動に関する論文・著者が多数ある
園山繁樹[ソノヤマシゲキ]
博士(教育学)。筑波大学心身障害学系助教授。自閉症障害をはじめとする発達障害や情緒障害のある人たちに対する行動的サービスが専門
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感想・レビュー
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さおり
43
職場本。薄い本だけど、私はかえって難しく感じてしまった。内容は全て知っていることなので、基礎の再確認と効率的な記録の枠組みを考えるために読んでみたのですが。大切なことは、繰り返し出てくる「スタッフ全員が一貫した対応をし」という部分。実はここが一番難しいのですよね。2016/02/11
epitaph3
1
55頁程の薄い本だが、特に介入についてなるほどと思うことが多かった。平易な応用行動分析の本を読んで、内容を簡単に確認するとか、実践的な本の最初に読むとかがいい。用語解説と原語訳語対照表などが、なかなか無いのでおもしろい。あとは活用。本当に活用。2014/04/01