内容説明
本書は震災直後から著者が31日間連続して活動した現場を赤裸々に語りつつ、その実体験を基に、災害ボランティアの本質とそのあり方をあらためて問う。
目次
第1章 新潟県中越地震発生から出発までの経緯(十一月二日夜の電話から;十一月四日前橋入り ほか)
第2章 被災地の全エリアで被災状況を把握(川口町に到着;第二普通科連隊阿部金二連隊長との出会い ほか)
第3章 被災地における「ボランティア」活動の実態(川口町星野和久町長との出会い;十一月七日、川口町と協定を結ぶ ほか)
第4章 自衛隊・警察の具体的な救援・支援活動(第一二旅団松永敏旅団長との出会い;地震発生直後の第一二旅団と第二普通科連隊の初動行動 ほか)
第5章 奇妙でミステリアスな「木沢村乗っ取り未遂」事件(摩訶不思議な事件の存在が発覚;群馬支援隊の最終日 ほか)
著者等紹介
須藤真啓[スドウモトアキ]
1950年横須賀市生まれ。湘南国際村在住。NPO法人子供の安全と美しい町作り推進機構会長。危機管理、防災のスペシャリストとして活動。元内閣官房副長官石原信雄氏主宰「災害救援ボランティア推進委員会」において、緊急事態対策監を務める。2005年4月~5月、阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」(神戸)において写真展『新潟県中越地震~被災地の人々~』を開催。2002年5月陸上自衛隊より、「陸幕オピニオン・リーダー」を委嘱される。2001年7月神奈川県警察本部の諮問機関「神奈川県警察を語る会」の委員を委嘱される。1998年12月横須賀市沢田市長より、横須賀市防災専門委員及び横須賀市防災アドバイザーを委嘱される。2003年12月「在日米陸軍キャンプ座間日米友好親善協会」発足の、発起人の1人であり、常任理事兼事務局長を務める
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