内容説明
一代で業界のトップ企業にした創業者渡辺三郎とは?最高の技術を誇った名門会社が何故倒産したのか、「再建の神様」はどうやって再建したのか、それでも、何故会社は消滅したのか。数奇な運命を辿った会社のドラマ。筆者26年執念の書。
目次
創業者・渡辺三郎の時代
特殊鋼事業への決意
第一次世界大戦下での創業(大正4年~7年)
構造不況下における経営の基礎確立(大正8年~昭和5年)
ファシズムへの道、日特の最盛期(昭和6年~11年)
戦争の時代、壮大な羽田工場構想に賭ける(昭和12年~20年)
戦後の復興(終戦~昭和25年)
新しい産業構造への胎動(昭和26年~32年)
我が国産業構造変革期における経営破綻(昭和33年~39年)
更生会社から再建へ(昭和40~45年)
合併の名のもと、事実上の解体消滅へ(昭和46~51年)
著者等紹介
野口幹世[ノグチミキヨ]
1933年生。東京大学法学部卒。東京理科大学数学科卒。日本特殊鋼株式会社、大同特殊鋼株式会社を経て、フジオーゼックス株式会社の常務取締役、監査役を歴任。その間、日本特殊鋼株式会社の倒産、更生会社、合併を経験、フジオーゼックス株式会社において東証第二部上場を手掛けたほか、ジャストインタイム・システムの情報システム構築、企業買収、新規事業、新会社設立(国内、海外)、新立地進出、CI活動を手がける。現在、有限会社ノグチミキヨ代表取締役(経営コンサルタント)、岸本会計事務所嘱託、アルタマネジメント・シニアコンサルタント、日本資材管理協会主任研究員・講師、社団法人日本経営士会・経営士
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