内容説明
本書は、大胆な仮説で、今日本が抱える最も大きな問題とその解決策としての『もうひとつの構造改革』の輪郭を示し、それらの疑問に答えようとする試みである。焦点は、日本全体が人々の生きる力を奪い続ける「巨大な虚構」と成り果ててしまったことと、多くの人々が未だにその虚構に気付かずにいるということである。
目次
問題提起(外からみて分かる異常な日本)
出口なき閉塞状況(つくられた不安;“何でも一元論”に窒息寸前)
巨大虚構システム―にっぽんの構造(自己制御システム作動不能;虚構社会を産む力;虚構社会からの脱出)
もうひとつの構造改革(生きる力の回復;真の構造改革路線)
著者等紹介
砂越豊[スナコシユタカ]
1953年宮城県生まれ。1977年早稲田大学第一文学部哲学科卒業。2000年に本当に好きなことだけをする生活とそのための起業を目指してサラリーマン生活に終止符を打つまで、民間企業数社で主に企画、経理・財務、株式公開業務を担当する。サラリーマン卒業後、1年間の充電期間を経て、文筆業、出版社経営、美術工芸プロデュースを通しての“新和風”研究、創業支援活動、まちづくり活動、大学院聴講生、そして、さまざまな活動を通してできあがった人的ネットワークを基盤とした草の根ジャーナリズム研究等と、充電期間前とは180度異なる活動を展開中
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