内容説明
「もりのおとがきけたらげんきになるかしら」けがをしたおばあちゃんに森のおとをとどけようと、4ひきのこうさぎは、森へむかいました。森のおとをおばあちゃんにあげたいね。でもどうやってもってかえろう?あたたかな春の森で、こうさぎたちが見つけたふしぎなおとぶくろとは…。
著者等紹介
わたりむつこ[ワタリムツコ]
1939年宮城県生まれ。「はなはなみんな物語シリーズ・全3巻」(リブリオ出版)で産経児童出版文化賞を受賞。東京都在住
でくねいく[デクネイク]
出久根育。1969年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。『あめふらし』(パロル舎)で2003年BIB(ブラティスラヴァ世界絵本原画展)のグランプリ、『マーシャと白い鳥』(偕成社)で2006年日本絵本大賞を受賞。チェコ・プラハ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
73
優しいお話。一人暮らしなのに、足を怪我してしまった、うさぎのおばあさん。子うさぎ達はおばあさんが聴きたいという森の音を探しに行きますが……。出久根育さんの絵が魅力的で引き込まれます。おばあさんの部屋、素朴だけれどおしゃれで可愛い。「ぶなじい」は懐かしい「おかあさんといっしょ」のかしの木おじさんを思い出しました笑。ラストもほのぼのとして、微笑んでしまいます。2022/10/02
yomineko@猫と共に生きる
61
読み友さんからのご紹介です😊「もりのおとぶくろ」って何だろう?気になりながら読み進めて行きました。4人のかわいいうさぎきょうだい。特に末っ子のこみみちゃんがかわいい💙💛おばあちゃん思いのきょうだいは、脚を骨折してお耳もくったり垂れ下がってしまったおばあちゃんの希望「もりのおとがききたい」を叶えるため、森に出かけて行きます。そして、、、心温まるお話でした。おばあちゃんの気持ちが伝わって来ます。ほっこり出来ました🐰2022/03/10
Natsuki
51
怪我をしたおばあちゃんに元気になってもらうため、「森のおと」を探しに出かけた4ひきのこうさぎたちのお話。優しくて可愛らしいでくねさんの絵にほっこりして、どことなく懐かしさを感じる一冊。2018/03/03
chiaki
31
出久根育さんの絵に惹かれて。足を怪我して外に出られなくなってしまったおばあちゃんうさぎのために、4匹の孫うさぎたちが力を合わせて「もりのおと」を集める冒険に。ぶなじいの木の穴に張りついた柔らかな膜「おとぶくろ」にびっくり!とてもユニーク。おばあちゃんを想う可愛いうさぎの兄弟姉妹にあたたかな気持ちになりました。春の読み聞かせや、敬老の日にもいいな。2020/10/05
がいむ
23
絵本美術館 森のおうちの原画展で。文字が入るスペースの空き具合が不自然でなくて、すてきな原画でした。4匹のこうさぎきょうだいの物語。けがをしたおばあさんのために”もりのおと”を探しに出かけます。2016/10/17