内容説明
インドに端を発して、初期大乗から密教に至る複雑多岐な発展形態をもつ大乗仏教を一括して北の仏教とし、今日なお初期仏教を偲ばせる南の仏教との同異を「北の仏教・南の仏教」として概観。ついで、仏教伝播の地に直接足をはこび、その土地土地の風土、文化を考慮しつつ、ささやかな比丘生活の経験を交えながら仏教の雰囲気を「塔のある風景」に述べた。
目次
北の仏教・南の仏教(仏教の伝播;仏宝;法宝;僧宝)
塔のある風景(ルンビニー園;ブッダガヤー;迎仏塔・ダメーク塔;王舎城への道;王舎城 ほか)
著者等紹介
遠藤祐純[エンドウユウジュン]
1935年福島県に生れる。1970年東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得、満期退学。1974年真言宗智山派蓮花寺住職。1997年大正大学人間学部教授。専攻は仏教学(密教)
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