出版社内容情報
五人の著者による共同研究だが、ユニークな洞察にあふれ、歴史をみる眼を洗われる思いがする。日本の歴史は海の時代と陸の時代を交互に繰り返してきた。奈良・平安・鎌倉・江戸時代が内陸志向の時代、それ以外の時代が海洋志向の時代である.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』115頁、より)
内容説明
ダイナミックな新日本史像が立ち上がる。海によって隔絶されていたのではなく、海によって世界と結ばれていた日本。海をめぐる二千年の歴史の壮大なドラマを、第一線の歴史家たちが初めて本格的に論究し、従来の日本イメージを一新する画期的共同研究。
目次
1 金印の謎
2 中世倭人と日本銀
3 近世日本と近代世界システム
4 アジア海域と近代日本―西海を中心として