内容説明
「先物の父」と言われる著者が金融先物市場の内幕を記述した書だけに、ミルトン・フリードマン、グリーンスパン、ヤイターをはじめとする各界の著名人の生々しい言動が、随所に、赤裸々に再現されており、極めて興味深い。面白く読み進むうちに自然に先物の知識も身につけられる好著。
目次
第１部 シベリア特急（平和と戦争；侵略者の手から逃がれて；使命；杉原の反抗 ほか）
第２部 マーケットの美学（革命；ピットに突入；レオ会長誕生；規則の遵守 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomehiko2
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シカゴの弱小取引所の一つに過ぎなかったCME（シカゴ・マーカンタイル取引所）を、金融先物という発明品で世界有数の取引所に成長させた名物会長の自伝です。上下巻あわせて900ページだが、後半は面白くて一気に読めた。CMEの話が知りたくて読み始めたので、ホロコーストから危機一髪でポーランド→日本→米国への逃避行、というドラマチックな少年時代にも若干乗り切れなかった部分はあったのだが、まあ面白いです。2011/07/29
