内容説明
世界に例のない長期一党支配を誇っていた自民党だが、冷戦後の世界的改革の波は日本にも。6月18日、社会党が野党をまとめて提出した内閣不信任案に自民党内からも賛同者がでて可決。総選挙の結果、ついに非自民連立政権が樹立され、日本の政治は新しい段階に。この93年政治激変の意味と連立時代における社会党の役割を気鋭のジャーナリスト・高野孟がグローバルな視点から分析。
目次
選挙結果は政治激変
田中自民党支配の終焉
三つの保守新党
連立政権に臨んだ社会党
政治改革の実行
連立政権と社会党
いわゆる小沢問題をめぐって
保守二党論と社会党
生活者政治と労働運動
正念場の社会党