内容説明
日本の建設投資に関して、主として経済学的な視点で、その現状と課題を述べ、建設投資の全体像を示す。特に、将来に向けての意思、プロジェクトの管理、ストックの問題など投資の特性に焦点を当てること、公共事業政策、住宅政策、産業政策などの投資に対する政策のあり方を意識して考える。
目次
第1章 建設投資と国民経済(建設投資の3類型―投資の意味;建設投資の構成―建築と土木、民間と政府 ほか)
第2章 社会資本の意味と課題(社会資本投資の効果―フローとストック;地域配分の問題―公共性と効率性 ほか)
第3章 住宅投資をめぐって(住宅問題は大都市圏の課題―土地問題と不可分;住宅市場の実態―住宅流通市場と賃貸住宅 ほか)
第4章 企業設備としての建設物―公益事業とビルディング(民営インフラストラクチャー―社会システムを支える;プロジェクト主義ーチーム・ファイナンス・リスク ほか)
著者等紹介
長谷部俊治[ハセベトシハル]
1951年生まれ。1973年建設省採用。都市局、建設経済局、河川局等で勤務。(財)建設経済研究所研究員、関東地方建設局用地部長、地域振興整備公団都市整備計画部長、建設大臣官房官庁営繕部管理課長などののち、2001年国土交通省国土交通政策研究所副所長。2002年国土交通省退職。みずほ総合研究所(株)専任理事
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