出版社内容情報
日本と西ドイツにおける近時の産業構造の激変とそれへの対応策を、失業問題、
金融財政、農業問題、エネルギー、経営等に焦点を当てて示唆する日独共同研
究の成果。
目次:
第1部 経済構造の変化と対応策/第2部 経営構造の変化と対応策
内容説明
本書は、「経済・経営の構造変化とそれへの対応策」を論じるために、日独比較を目的として開催した第9回名大―フライブルク大共同研究会の報告論文を取りまとめたものである。
目次
西独経済の構造変化と雇用問題―第三世界との国際経済関係を考慮して(Th.ダムス)
失業の未解決問題―安定化協定の概要(A.オーバーハウザー)
日本の失業―その特性と構造変化(城島国弘)
日本の兼業農家に関する一考察(H.J.ラープス)
公共部門シェアの変化による経済効果(W.v.ナッツマー)
銀行・証券の業際問題に関する覚書―モルガン報告とSIA報告に寄せて(千田純一)
西ドイツの一次産品調達の数量的分析(S.ハウザー)
環境保護と完全雇用―西ドイツにおける選択肢(G.ブリュームレ)
日本の環境政策と原子力発電(真継隆)
新田園社会への胎動―価値転換としてのネオ・ルーラリズム(満田久義)
わが国電気機械産業における資本構造と成長(皆川芳輝)
役員兼任と利害グループの支配―トヨタ自動車会社のケース(佐藤義信)
経営問題としての材料調達(H.J.ブリンク)